伝統的工芸品 燕鎚起銅器
富貴堂 プロフィール
クリックすると拡大します昭和20年、鎚起銅器の玉川堂(新潟県燕市)より、先代藤井富治が独立し、富貴堂 開業。平成2年7月 有限会社 富貴堂 設立。
現在、2代当主 藤井 宏 / 伝統工芸士
富貴堂では美術工芸品の他、主に湯沸・急須・茶筒・茶托から花入れ・銅鍋と、銅の生活用品を幅広く製作しています。銅の素材を生かした新しい「もの」作りにも励んでいます。
伝統の技術を大切に銅の素材を生かした新しい「もの」作りを手がけ、各種デザインコンクールに入賞
・新潟県推奨優良品 特別賞(平成7年)
・新潟県生活文化創造産業振興協会 IDSデザインコンペティション IDS 奨励賞(平成7年)
・新潟県クラフト展 会長賞(平成7年)
・新潟県クラフト展 グランプリ賞(平成8年)
・新潟県燕市物産デザインコンクール 奨励賞(平成8年)
・新潟県生活文化創造産業振興協会 IDS THE BEST C部門 第2位(平成12年)
・にいがた産業創造機構 IDS デザインコンペティション IDS 奨励賞(平成16年)
燕銅器工芸組合員 / 新潟市名産会会員
にいがた産業創造機構NICO「大新潟まつり実行委員会」会員
新潟県クラフトマンクラブ会員
石臼の心
ほんの少し昔まで、たいていの家庭には石臼がありました。穀物を石臼で引き、粉にして作った食物を日常の食膳に乗せていました。ゴロゴロと石臼の低い音がひねもす続きます。辛抱強く石臼を引き続けた母や祖母の手には、食べてくれる家族や人々の幸せを願う真心がこもっていました。
弊堂の銅器作りも基本は同じ思いで製作を心がけております。一つの製品作りの発想から仕上げまで、ひたすら鎚(つち)と鏨(たがね)で作り上げていく手仕事です。手作りの使い勝手の良さ、堅牢さ、美しさ、温かさが使っていただく方に伝わったら幸せです。
ー 富貴堂 主人 ー