鎚起・手作り銅器 富貴堂

FUUKIDOU
鎚起・手作り銅器 富貴堂

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更新日 2014-07-09 | 作成日 2007-10-11

伝統的工芸品 燕鎚起銅器

鎚起(ついき)とは

鎚起(ついき)とは「鎚」で打ち「起」こすの意味で一枚の金属の板を様々な鎚で打ち起こし、器をつくる事です。

鎚起(打物)銅器

一枚の銅板を焼き鈍しを繰り返しながら様々な鎚を用いて打延べし、あるいは打ち縮めたり地金を絞め、銅のすぐれた伸展性を利用して器などを作り上げる鍛金技法でつくる銅製品です。

特色 characteristic

○銅器は時と共に光沢や渋みが増し、味わい深い、表情豊かな器の色合いに変わります。
○鎚起銅器は銅板を叩いて作ることにより、地金が締まり、強度が増しているので丈夫です。さらに、湯沸の空焚きなどで傷んだり、万一破損しても修理が可能な点が多く、長く使っていただけます。
○銅はアルミの2倍・鉄の5倍・ステンレスの25倍もの熱伝導性があります。湯沸はお湯の沸きが早く、鍋は熱が全体に行き渡り、鍋の中の温度が安定するので、焦げ付きや煮崩れが少ない事が特徴です。銅鍋は青野菜を湯がいたり、コトコトと煮込む料理、湯豆腐、しゃぶしゃぶなどにオススメです。又、銅のコップに冷たい飲み物を注ぐとコップも冷たくなり、口にした時に格別の清涼感があります。
○銅は金属イオンの作用により、お花を長持ちさせ、青野菜の色を鮮やかに保つなどの効用をもっています。

お手入れ care

○ 湯沸・銅鍋のお手入れ
最初にご使用になる時、台所用中性洗剤をつけた柔らかいスポンジで洗ってすすぎ洗いをして下さい。また、ご使用後も同様に洗っていただき、布巾で十分に水気を拭き取って下さい。
○ 花瓶・花入れのお手入れ
ご使用後、柔らかい布で水気を十分に拭き取って下さい。
○ 茶筒のお手入れ
柔らかい布で拭いて下さい。汚れが気になる時は、布を湿らせてよく絞り拭いていただき、乾拭きをして下さい。筒の内側も同様にお手入れして下さい。茶筒を丸洗いしますと、外筒と中筒の間に水が入り、茶筒が傷む原因になりますのでお気をつけ下さい。

よくある質問

Q 緑青が発生したら?
塩気や酸気を付着させたまま放置すると銅のサビ「緑青」が発生します。緑青は無害であることが証明されていますが、そのままにされておきますと付着した部分の地金が痛みますので、見つけたら早めに爪楊枝、竹クシなどで削り落とし、布でよく拭いて下さい。部分的に除去できます。
Q 黒い斑点
水気を伴う銅器(湯沸やコップなど)に対して、内部にスズ加工を施しています。使ってきますと内面に黒い斑点が浮き出ることがありますが、無害であることが証明されています。食器洗い用スポンジの二層式の荒い部分の方で洗うと落とせます。